2023年は卯年！ 干支の「うさぎ」をモチーフにした絵本を読んで、飛躍の年にしませんか？

左上から時計回りに『モカと幸せのコーヒー』、『ふたごのうさぎ』、『うさぎじかん』、『マローネとつくるクッキー』、『モカとつくるホットチョコレート』、『おおきくなったら、なんになる？』

ロングセラー作品『モカと幸せのコーヒー』の白うさぎ‟モカ”を主人公としたシリーズのほか、かわいいふたごのうさぎが登場する海外作品など、バラエティに富んだ絵本をラインナップ。刀根里衣さんの『うさぎじかん』（2021年刊）は好評のため、この度重版がかかることになりました。
縁起かつぎにうさぎの絵本はいかがでしょう。

• うさぎ絵本といえば、まずはこれ！

『モカと幸せのコーヒー』刀根 里衣 著

『モカと幸せのコーヒー』
ボローニャ国際絵本原画展入選作品の絵本化
物語は小説家志望の青年の独白で進みます。日常に疲れ、傷ついた青年の前に突然現れたのは、白くて小さいうさぎのモカ。冷え切った青年の心を溶かし、希望に満ちあふれていた過去を思い出させてくれたのは、モカとその仲間がつくる幸せのコーヒーでした。
「だいじょうぶ、泣いていいんだよ。モカはずっときみのそばにいるよ」
この絵本を手にとったすべての人の心をポカポカに温めてくれる、涙のラストシーンをお楽しみに！

著者：刀根里衣
発売日：2016年4月11日
定価：1,650円（税込）
仕様：A4変型判・25ページ
ISBN：978-4-14-036123-8
URL⇒https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000361232016.html
Amazon⇒https://www.amazon.co.jp/dp/4140361239/
楽天ブックス⇒https://books.rakuten.co.jp/rb/14001473/
 

• いろいろな楽しみ方ができる海外絵本

『ふたごのうさぎ』ダフネ・ロウター 著

『ふたごのうさぎ』
“美的情操”と“豊かな想像力”を喚起する、オランダ発「文字のない絵本」
この絵本をどのように読むかは、読者に託されています。ふたごのうさぎのやりとりを思い浮かべたり、オリジナルストーリーを創作したり、絵のなかから彼らのお気に入りアイテムを探し出すのも楽しいでしょう。まずは、ふたりに名前をつけるところからスタートです。
本書は、幼いころから絵を描くことが大好きだったというオランダ出身のダフネ・ロウターの作品。いろいろな国で読まれています。2014年には原書出版社がもっとも優れたイラストレーターに贈るイラストレーション賞を受賞。美術館に飾られた絵画を鑑賞している気分になります。編集者はこの装丁に一目惚れしたとか。本棚に大切に飾っておきたい一冊です。

著者：ダフネ・ロウター
発売日：2018年9月25日
定価：1,430円（税込）
仕様：B4変型判・26ページ
ISBN：978-4-14-036132-0
URL⇒https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000361322018.html
Amazon⇒https://www.amazon.co.jp/dp/4140361328/
楽天ブックス⇒https://books.rakuten.co.jp/rb/15639166/
 

• 重版決定！ がんばりすぎてしまうあなたに贈る癒し絵本

『うさぎじかん』刀根 里衣 著

『うさぎじかん』
まよったり、なやんだりしたら、ひとやすみ、ひとやすみ。
主人公は6匹のうさぎファミリー。作家の最大の特長である繊細な筆致で、四季折々の風景を描きあげます。そうした空間を味わうように過ごすうさぎたちは、日常を慌ただしく生きるわたしたち読者に「あせらず、ゆっくり、自分らしく歩いていこうよ」と語りかけているようです。読後、人生において、寄り道や遠まわりもそう悪くないと思えてくるはず。本書は、1見開き読み切りの形式で進むので、どこから読んでもOKです！　幻想的な風景とともにユーモアたっぷりのうさぎの仕草もお楽しみください。手元に置いて何度も眺めたい詩集のような癒し絵本です。

著者：刀根里衣
発売日：2021年11月20日
定価：1,650円（税込）
仕様：A4変型判・32ページ