洗濯機で「何度も洗えるシルク生地」を実現!

浜縮緬工業協同組合のプレスリリース

この度、絹白生地織物産地である滋賀県長浜市の浜縮緬工業協同組合(理事長:吉田和生)は、シルクなど繊細な生地でもご家庭で「何度でも手軽に洗えるように出来る加工技術」を開発し、その加工サービスを開始することを発表致します。https://hamachirimen.jp

 

今回開発した加工技術「YasaSilk(ヤサシルク)」は、シルク生地を家庭用洗濯機で60回洗っても、シルク最大の弱点である湿摩擦により発生するスレをほとんど起こさず、縮みも非常に少なく、色落ちもほとんど無いという性能を、織り上がった生地での加工により実現したことが大きな特徴です。
 

シルク本来の持つ、吸放湿性の良さや夏涼しく冬暖かいといった性能もそのままです。
当組合の浜ちりめん生地にはもちろんのこと、他のシルク生地にも加工を施すことが出来るので、和装などの着物を始め、アパレルのあらゆる製品、アウター、インナー、下着、子ども服、ホームウェア、寝装寝具、インテリアのファブリック商品など、様々な分野にお使いいただき、シルクの肌に優しくて快適な性能を日常的にご堪能いただきたいと思っています。

 

 

加工方法として、シルク織物を有機化合物で処理し、フィブロイン分子レベルで架橋結合させています。
そのことにより強度がアップし耐洗濯性の向上に繋がっています。当組合では滋賀県東北部工業技術センター様のご支援ご協力をいただきながら、開発期間13年を要し、あらゆる分野でシルクの素晴らしい性能を活かしていただけることを考え、日常使いができ、お手入れが簡単なシルク生地の開発に成功しました。(特許申請中)
この新加工サービスは浜縮緬工業協同組合の精練加工場にて行っています。

●カケンテストセンターJIS L1930 C4M法での試験結果
60回洗濯後も未加工品に比べて、加工品はスレによる白化や収縮がほとんど起こらず安定した性能を示しています。また、滋賀県東北部工業技術センターでの試験結果では、未加工のものと比べて加工品も吸放湿性には変化は見られず、シルク本来の性能を示しています。

 

 

 

 

 

 

 

シルクを強く、人にやさしく。

YasaSilk は、シルクのなめらかな肌触りはそのままに、
特殊なウォッシャブル加工を施した、次世代型シルク素材です。
着る機会がない、ケアが難しいといった理由で、若い世代の和装離れが進んでいる現代。
古くから上質な絹織物の生産地である、滋賀県長浜市で伝統職人の手技と最先端の技術が出会い、
今までにない “やさしいシルク” が生まれました。

シルクの唯一無二の光沢感と肌触りを保ちながら、
生地にはウォッシャブル加工を施しました。
ご家庭で洗濯ができて、いつでも清潔に楽しめる、着る人にとってのやさしさ
繰り返し洗っても風合いや彩りが変わらず、長く使っていただける環境へのやさしさ
その両方を備えたシルクです。

伝統的な和装に限らず身の回りの寝具やインテリアまで
心も体も癒してくれる素材であるシルクを、もっと多くの人に楽しんで頂きたい。
「シルクを強く、人にやさしく」を合言葉に、YasaSilkは日本から世界へ
現代のライフスタイルを豊かにする、シルクの魅力を伝えて参ります。
 

 

YasaSilkのロゴマークは、洗えるシルク加工技術として、生地の織を水滴のフォルムで型どり、右上には洗濯の泡を表現しています。
 

「YasaSilk」は次の展示会場でご覧いただくことができます。
●浜ちりめん白生地求評展示会
2022.10/6-10/7
会場:京都 丸池藤井ビル3階
入場時間:10時~17時
●JFW JAPAN CREATION 2023 
2022.11/1-11/2
会場:東京国際フォーラム
※入場には事前登録が必要です
●きものサローネ2022
2022.11/5-11/6
会場:東京国際フォーラム
※入場料が必要です
 

浜縮緬工業協同組合
理事長 吉田和生
滋賀県長浜市祇園町871番地
TEL:0749-62-4011
FAX:0749-65-2695
URL:https://hamachirimen.jp/
E-mail:info@hamachirimen.jp

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