【ランドセル工業会の学生鞄研究レポート】学生鞄について検証落下試験の結果を公開/ランドセルはリュックよりも内容物の損傷がない

一般社団法人日本鞄協会 ランドセル工業会のプレスリリース

 一般社団法人日本かばん協会に属するランドセル工業会は、ニッセンケンと共同でランドセルやナイロンリュック、ポリエステルリュックなどの学生鞄に3kgの内容物を入れ、120cmの高さから落下させて内容物に亀裂や破損がないかを調べる落下実験の結果を行いました。
結果、ナイロンリュックやポリエステルリュックの内容物に損傷が見られたのに対し、ランドセルでは内容物に異常は確認されず、ランドセルが最も損傷が少ないことが明らかになりました。

 

この実験は、近年小学校におけるタブレット教育が普及するなかで、子どもがカバンを落とした際にタブレットにどのような衝撃があるかを検証するために実施しました。
 

 

 

 


■ ランドセル工業会 東京支部長 武田信隆 コメント

 明治時代に始まったと言われるランドセルの歴史。しかし、近年はタブレットを使った学習の普及や、重さが15年で2倍になったとも言われる教科書など、小学生を取り巻く環境も大きく変化しつつあり、ランドセルの必要性や子供の体への負担などについて議論がなされる機会も多くなりました。

 ランドセル工業会としても、もっとランドセルが子供たちの安全で快適な学校生活をサポートするにはどうしたら良いのか、日々実験と試行錯誤を繰り返しております。ナイロン性やポリエステル素材など、工業会に所属する製造メーカーも過去に検討を行ってきました。一方で、今回の検証データも示している通り、子どもの安全性また体への負担の両面からみて、現在のランドセルが最適であると考えています。

 最近では、ランドセルの重さについて様々な報道がされておりますが、現在のランドセルは非常に軽量化されており、重さの議論ではなく、いかに教科書やタブレットなどの教材の重さを技術で軽減できるかの議論が進んでおります。

 ライフスタイルや価値観の変化とともに学生鞄も変化が必要です。ランドセル工業会としても既成概念にとらわれることなく、日々の研究を続け子どもにとって最適な学生鞄を追い求めていきたいと考えています。

 

 

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