株式会社Be-A Japanが、高校生と共により良い社会を目指す。男子生徒、女子生徒向け生理セミナー「いま考えたい生理とカラダのこと〜生理は天然色〜生理を知ろう!」を湘南学園中学校高等学校にて実施。

株式会社 Bé-A Japanのプレスリリース

超吸収型サニタリーショーツブランド「Bé-A〈ベア〉」を展開する株式会社Be-A Japan(本社:東京都渋谷区神宮前、代表取締役:山本 未奈子、髙橋 くみ、以下「Be-A Japan」)は、湘南学園中学校高等学校の男子生徒、女子生徒に向けて、生理セミナー「いま考えたい生理とカラダのこと〜生理は天然色〜生理を知ろう!」を2022年6月10日(金)に開催いたしました。

Be-A Japanは、次世代により良い世界を手渡すことを目的とした取り組み「Girls Be Ambitious Project (ガールズ・ビー・アンビシャスプロジェクト)」を発足。医療従事者への吸水ショーツ寄贈や、小学生を対象とした親子向け生理セミナーの実施など、生理への理解を深め、その課題を解決することで、人々がよりよく活躍できる世界を目指す活動を行っています。

実施校となった湘南学園中学校高等学校では、様々な生き方や考え方、文化に出会うことを通じて、生徒の認識と行動を豊かにしていくことを目指す人格形成のためのカリキュラム「湘南学園ESD(持続可能な開発のための教育)」に取り組んでいます。
その取り組みの一環として、高校2年生の男女14名が主体となった「ジェンダーを考えるプロジェクト」が今年3月より始動しました。     

生理についての知識を深めたいという高校2年生プロジェクトメンバーの想いを受け、このたびBe-A Japanにとって初めての男子生徒を含む高校生向け生理セミナーの開催が実現しました。

 

  • “性やジェンダーについて考えて、誰もがいきやすい未来をつくりたい”

湘南学園中学校高等学校からのオファーを受けたBé-A Japanは、“性やジェンダーについて考えて、誰もがいきやすい未来をつくりたい”という生徒たちの想いに強く共感。

高校生が考える生理への課題や事情を知るため、生徒との皆さんと事前の打ち合わせを重ねたり、アンケートを実施するなど、共に生理セミナーを迎えるための準備を進めました。

本セミナーの副題「〜生理は天然色〜生理を知ろう!」は、高校生たちによるもの。生理を通して多様な人のあり方に理解を深めたいという想いが込められています。

 

  • 84%の男子生徒が「生理を知ることでの良い影響があると思う」と回答

事前に行なったアンケート*では、86.9%の女子生徒が「男子にも生理について知って欲しい」と回答。一方で、男性生徒は「生理を詳しく知ることで人間関係や社会活動に良い影響があると思うか」に対して、84%が「あると思う」と回答しました。
知って欲しい、知りたい、双方の想いを形にしたセミナーは、生理を経験する女子と経験のない男子の間にある理解度の差を考慮し、男女それぞれに内容を分けて実施。
“生理はタブーではない”と伝えながら、自分や身近な人の体に起こる変化を学び、性という観点から互いに健やかに活躍できる社会を考えました。

近年では、性や生理に関する知識は徐々に身近なものとなりつつありますが、未だ家庭や教育の場では学ぶ機会が少ない側面もあります。Be-A Japanでは、これからの未来を担う子どもたちと共に、生理をタブーとせず正しく学ぶことで、性別にかかわらず、より生きやすい社会を創造していきます。

 

  • セミナーの様子

本セミナーでは、Be-A Japan代表取締役 COOの髙橋 くみと、同社CPOの中村千春が登壇し、男子生徒向けと女子生徒向けで時間を分けてそれぞれのテーマでトークを展開。

男子生徒向けセミナーでは、そもそも生理とはどういうものなのか?など生理についての基礎知識を丁寧に説明。女性の体のメカニズムや、生理期間を含めた1ヶ月を通して身体と心に起こる変化について、分かりやすくお伝えしました。

「実際に身近な家族や友人が、痛みに耐える姿は見たことがありなんとなく『生理は痛みが伴うもの』ということはわかってはいたが、その痛みがなぜ起こるのかまでは知らなかった。今回知ったことによって、声の掛け方や労り方に工夫が持てそう。」などの感想とともに、真剣に聞き入る男子生徒の姿が印象的でした。

また、ナプキンやタンポンなどの生理用品に加えて、吸水ショーツなどのフェムテック製品を紹介。事前アンケート*では、94.7%の男子生徒が生理用品に対して1ヶ月あたり平均いくらの予算を使用しているか分からないと回答しており、例えばナプキンなら一度の生理で何個使うのか?費用はどのくらいなのか?など、生理用品事情について数字を交えて伝えました。

セミナー後半には、「身近な女性が生理だとわかり、さらに生理用品を持っていない場合にどうする?」「もし漏れて服に染みていたら、なにができる?」と、今後出会うかもしれない具体的な場面を想定しながらワークショップを行い、より現実感をもって生理を考えました。

「着ている上着を腰に巻いてあげて、近くの休めるところへ案内したら良いと思う」

「カフェインを取ると痛みが増すと聞いたことがある。カフェインレスの温かい飲み物を買ってきてあげると、体も温まっていいのかも」

「近くのトイレを探してあげる、その間に生理用品を買いに行けたらいいかもしれない」

など、知識や想像を持ち寄りながら、様々な意見交換がなされ、「寄り添いたい」という思いを感じる活発な場となりました。

髙橋はからは「痛み止めを買ってきてあげるというのも、ひとつの方法かもしれない。痛い、となかなか言い出しにくい女性もいるかもしれないという事も知っておいてもらえると良いのかも。」と話し、中村からの「女性には、生理で身近な人に迷惑をかけてしまうということに後ろめたい気持ちもある。そんなときに大丈夫?辛くない?という声がけも嬉しいかもしれないですね。」というアドバイスには、「なるほど!痛みに寄り添う方法もあるのか」と気づき、驚く場面もありました。

セミナー後のアンケート*¹では、参加した男子生徒100%が【生理への理解が深まった】【セミナーの前後で生理への意識が変わった】と回答。

「女性にはPMS期や排卵通、生理など一ヶ月の内にほとんど毎日が辛い思いをしていることがわかった。」

「2時間程度に一回サニタリー用品を替えるなんて思っていなかった。生理の時のトイレの頻度など、察してあげられたらなと思う。」

と、生理に関する理解が深まった様子が伺えました。

 

続いて女子生徒向けセミナーでは、男子生徒と同様に生理についての基礎知識を説明。一回の生理で何mlほど経血がでるのか、経血が100%血液ではないことなど、当事者でも知らなかった知識に、多くの生徒が驚いている様子でした。

現代女性は初めて生理を迎えてから約40年間、生涯で約7年間もの時間を生理と付き合うことに触れると、驚きの声があがるとともに、これから長く付き合っていく生理について、真剣に向き合おうとする姿が見られました。

さらに、教わる機会は少ないけれど、水泳など学生ならではのシーンで活躍するタンポンの使用方法もレクチャーしたり、新たな選択肢として注目をされている月経カップや吸水ショーツも、実物を手にしながら説明。
これから社会に出た時の様々なシーンも想定しながら、自身の体やライフスタイルにあう製品を選ぶヒントもお伝えするとともに、社会の中で生きる女性の「先輩」として、仕事と生理の付き合い方や、女性の健やかな生活と活躍が社会に与えるパワーについても触れました。

セミナー後半には、「生理を迎える頃の小学生に向けて、生理についてレクチャーするなら何を伝えるか」などをテーマに、自身が当時教えてもらえたら嬉しかったことなどを交えつつワークショップを実施。日本の性教育における課題を見出し、これからの未来に自分たち達ができるアクションを考えました。

「生理の知識は、子どもから子どもへ伝えてみてはどうだろう。年の近い、身近な人から体験を聞けることで、様々なシーンを想定しながら、より実践的なことも伝えられそう。」

「小さな時から生理の知識をつけておくと良いと思う。生理は当たり前のことであって、恥ずかしいという感情も少なくなるのでは。」

といった意見が飛び交いました。

また、「男性に理解してもらうためには、まずは私たち女性自身が“生理は恥ずかしいこと”“隠さなくては”という考えを変えていかなくてはいけない。いざというときに男性を困惑させないためにも、恥ずかしがらず伝えることで、社会全体に理解が深まっていくと思う」
といった、未来を変えていきたいという強い意志を感じる意見もあがりました。

 

  • 参加学生からの声

■いろいろな生理用品があること、一つ一つに特徴があって、知らないことばかりでした。生理だけではなく、前後にも色々な期間があることを知りました。家族や友達へもう少し気を遣って過ごしてあげたいと思いました。
(高校2年生・男性)

■生理以外にもPMSや排卵痛といたみがあることがわかった。女性は男性に比べてつらいんだなと思った。このセミナーを受けて、学校のトイレに生理用品を置くことはよいと思った。
(高校2年生・男性)

■私はみんなに比べて基礎的な知識も知りませんでした。タンポンもさわったのも、見たのも初めてで。ほんとに知らないことがほとんどでした。男子に生理について理解してもらう前に、自分が体のことを知るべきだなと強く思いました。
(高校2年生・女性)

 ■更年期について私はよく知らなかったです。母が更年期でもし苦しんでいたら、自分から声をかけたいと思いました。おりものについてもちゃんと知らなかったです。自分の体の状態をちゃんとチェックしていきたいです。
(高校2年生・女性)

 
■ジェンダーを考えるプロジェクト代表 石崎栞理さんより、プロジェクトへの想い     
皆さん生理は天然色という名前を聞いて、どういうこと?と思ったと思います。
“天然色“というのは、生理は何にも染まらない、無色透明なのだ。何も隠さなくていい!という意味があります。
生理の貧困というのはお金がなく生理用品が買えないという状況以外にも、生理についての知識がないというのも貧困に値します。そのような生理の貧困状態を少しでも良くしたいという思いでこの“生理は天然色“を開きました。
今回は高2学年と学校教員を対象として開催しましたが、学校全体に生理についての知識を持ってもらい、さらに学校に”生理用品を置く”という目標を達成できるようにメンバー一同頑張っていきます!!

■Be-A Japan 代表取締役 COO 髙橋 くみよりコメント 
今回、Bé-Aとして初めて高校生向けの生理セミナーを開催させていただきましたが、男子生徒、女子生徒の皆さんが本当に熱心に話を聞き入り、情報を吸収してくださったことを心から嬉しく思いました。
特にこのような機会が無ければほぼ生理用品を触ることがないであろう男子生徒たちが、興味を持って使用方法を聞いてくださったり、女子生徒たちからは「もっと男子にも生理について知ってほしい」というお声が多く上がり、時代の変化を強く感じました。
Bé-Aとして、まだまだ足りない学校の生理教育を積極的に広げていきたいと考えておりますが、今回、高校生の皆さんと情報として生理についてのどんな知識が足りていないのか、どのような情報を知りたいのかを密にお話ししながら企画したこのセミナーを今後も広げていきたいと思っております。

 
■Be-A Japan CPO 中村 千春よりコメント
自分の身には起きない「生理」について、家族や友人など大切な人のために“知りたい”と、集まってくださった男子生徒のまっすぐな眼差しが目に焼き付いています。生理は辛い、女性は大変、というのではなく、正しく知ることが、無意識に大切な人を傷つけたり無理を強いたりしない優しい社会への一歩だと伝わっていたら嬉しいです。
当事者である女子生徒には、女性の体を知ることでよりよく生きることにつなげてほしいという想いでお話ししました。十人十色の生理を知り、自分を含むすべての人の違いを尊重しながら、誰もが自己実現できることを願っています。
セミナー後、プロジェクトチームの男女が集結し、体の仕組みとしての性差を知って共に生きやすい社会を作ろうと話し合う様子に言葉にならないほど感激しました。

素晴らしい若い力に期待して、私たち大人が良いバトンを渡せるように今後も努めてまいります。
 

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【 オフィシャル素材 】
本講義のオフィシャル素材は、以下のURLに格納しています。
ご紹介の際は、こちらよりダウンロードしてご使用ください。
※画像の使用は、本件の報道に限らせていただきます。
https://drive.google.com/drive/folders/1CzAUyXIenbEPu8DU_ABc04vGrjqjpFm7?usp=sharing

 
【 実施概要 】
◆名称:「いま考えたい生理とカラダのこと〜生理は天然色〜生理を知ろう!」
◆日時:2022年6月10日(金)
◆会場:湘南学園中学校高等学校 (住所:神奈川県藤沢市鵠沼松が岡4-1-32)
◆対象:湘南学園中学校高等学校 2年生の男女
◆内容:
男子生徒向け
・「生理とは?」
・「生理用品って何がある?~女性が毎月使う生理用品事情~」
・「男性としてどう受け止める?男性目線の生理の捉え方、向き合い方」

女子生徒向け
・「生理とは?」
・「生理用品の最新事情~自分に合うものを知ろう、見つけよう~」
・「女性のパワーは無限大。女性の性にまつわる課題とこれからの未来。」

 
【湘南学園中学校高等学校について】
湘南学園中学校高等学校では、中高6ヵ年の発達段階を考慮した様々なテーマを設定し、広く人間の生き方やものの見方・考え方、様々な文化に出会うことを通じて、生徒の認識と行動を豊かにしていくことを目指すため、「湘南学園ESD(持続可能な開発のための教育)」という人格形成のためのカリキュラムを実施しています。今年3月8日の国際女性デーより、その一環として、高校2年生のプロジェクトチーム14名(男子生徒6名・女子生徒8名)が始動。女性だけはなく男性による生理の知識を高めることで、過ごしやすい学校生活及び、誰もが生きやすい社会を創造することを目的として活動しています。

学校サイト: https://www.shogak.ac.jp/highschool/esd_top/shonan_esd/

 
【Be-A Japanについて】
Be-A Japanは、「Girls be ambitious. 望めば変わる。人生も、世界も。」をコンセプトに、女性をはじめ、すべての人の心身の健康と活躍を応援しています。これまで不便を感じることの多かったサニタリーライフにおいて、その期間のニーズに寄り添う高い機能性を備えた新たな選択肢として、超吸収型サニタリーショーツブランド Bé-A〈ベア〉を提案。多様化する女性の生き方をエンパワーし、サステナブルなものづくりと消費が求められる現代社会への貢献をめざしています。

Bé-A公式オンラインストア:https://withbe-a.com
Bé-A公式Instagram:https://www.instagram.com/be_a.japan/
Bé-A公式Twitter:https://twitter.com/beajapan1

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*期間:2022年5月30日(月)〜6月3日(金)5日間
対象:湘南学園高等学校 2年生 169名(男子102名 女子67名) 
アンケート回収 155名(男子94名 女子61名) 
*¹本セミナー終了後、参加者38名(男子25名 女子13名)に実施

 
【 会社概要 】
社名:株式会社Be-A Japan
本社:東京都渋谷区神宮前5丁目1番7号
代表取締役CEO :山本未奈子
代表取締役COO :髙橋くみ
公式ホームページ :www.withbe-a.com
お取り扱い店舗一覧 :https://withbe-a.com/pages/dealers

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