第24回服育ラボ定期セミナー「LGBTsの存在を認識した上での学校教育」

株式会社チクマのプレスリリース

衣服を通して豊かなこころを育む「服育」を提唱する株式会社チクマ(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:堀松 渉、以下 チクマ)は、学校関係者を対象として毎年開催している「服育ラボ定期セミナー」を、昨年に引き続きオンラインにて開催します。
今年はLGBTs(エル・ジー・ビー・ティーズ)に関する研究や教職員向け資料作成などに多数関わられている、宝塚大学看護学部の日高庸晴教授を講師にお迎えし、「LGBTsの存在を認識した上での学校教育」と題したセミナーを開催予定です。

人口の5~8%は存在すると推定されているLGBTをはじめとするセクシャルマイノリティ(LGBTs)に対して教員に理解が求められることについて、2015年以降に3年連続、文部科学省から周知が図られています。

日高教授は1990年代後半からのHIV感染の拡大とその流行に合わせ、ゲイ・バイセクシャル男性を対象にした行動疫学調査を継続実施してこられました。2016年には約1万5千人の、2019年には約1万1千人のLGBTsを対象にした全国インターネット調査では、LGBTsの当事者はいじめ被害・不登校・自傷行為経験率が他より高率であることが明らかになっています。

また、日高教授が2019年度に実施した全国36自治体の約2.2万人の教員を対象にした調査では、授業の必要性を認識する教員が大半である一方、実際に授業実践をしている教員はわずかでありました。

今回のセミナーではこれまでに日高教授が蓄積してこられた実証データと、教育映像「LGBTsの子どもの命を守る学校の取組 ①危機管理としての授業の必要性」(日高教授監修)の視聴を通して、当該集団の現状と課題について衣服の果たす役割も交えながら教育関係者の方々と共に考える機会とする予定です。

秋以降には第二弾のセミナー開催を予定しており、学校におけるLGBTsへの取り組みに対して制服はもちろん様々な形で情報提供していく予定です。

【第24回服育ラボ オンライン定期セミナー】
「LGBTsの存在を認識した上での学校教育」
・講師:宝塚大学 看護学部 教授 日高庸晴 先生
・日時:2021年8月3日(火)14:00-16:00
・対象:学校・教育関係者
・参加費:無料
・形式:オンライン(ZOOMウェビナー)
・スケジュール
 14:00-15:00 セミナー「LGBTsの存在を認識した上での学校教育」
 15:00-15:40 DVD上映「LGBTsの子どもの命を守る学校の取組 ①危機管理としての授業の必要性」
 15:40-16:00 質疑応答

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社チクマ キャンパス事業部 服育net研究所 担当:有吉直美
email:  n-ariyoshi@chikuma.co.jp
tel. 06-6222-3511   fax. 06-6222-3614

 
【 補 足 】
◆株式会社チクマ◆
1903年創業の繊維専門商社。
本社:大阪市中央区、代表取締役社長:堀松 渉
主な取扱品目は、ビジネスユニフォーム、スクールユニフォーム、婦人服の生地素材及び製品。
1995年 環境推進室 開設
2004年 広域認定制度 第一号認定企業
     「服育」の理念を提唱
2007年 循環型社会形成推進功労者等「環境大臣表彰」を受賞
2009年 第11回グリーン購入大賞「経済産業大臣賞」を受賞
2014年 北九州市との官民一体型リサイクル事業会社「㈱NCS」設立
2017年 服育学びツール「制服の一生すごろく」が、消費者教育教材資料表彰 優秀賞を受賞
2018年 SDGs実現に向けて取り組みを宣言
2020年 「チクマとSDGs」を発行
 →チクマWebサイト:http://www.chikuma.co.jp

◆衣服を通して豊かな心を育む「服育」◆
衣服を通して、コミュニケーションやマナーなどの社会性、環境問題、健康や安全、国際性や様々な文化等に対する理解を深め、「生きる力」や「豊かな心」を育むもうという取り組みです。2004年にチクマが提唱し、教育関係を中心にファッション、環境関連の業界などに広がっています。
 →服育Webサイト:https://www.fukuiku.net/

◆チクマの「環境推進室」◆
繊維専門商社であるチクマは1995年に「環境推進室」を開設し、環境対応ユニフォームの普及に取り組んでいます。使用済のPETボトルを繊維に再生利用したユニフォームの導入をはじめ、2004年に環境大臣が認定している『広域認定制度』の 第一号認定 の企業となり、2014年には北九州市に官民一体型古着リサイクル事業で回収・リサイクルした衣服は累計1,465万点に達しています。「ユニフォームをゴミにしない」を合言葉に、ユニフォームのリサイクル推進に努めております。
 →チクマリサイクルシステムWebサイト:http://www.recycle-system.com/

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