​コロナ禍で困窮に陥ったひとり親家庭を支援するため、FUMIKODAの売上金の一部とビジネスバッグを寄付

株式会社FUMIKODAのプレスリリース

バッグブランド「FUMIKODA(フミコダ)」を展開する株式会社FUMIKODA(東京都目黒区・代表取締役 幸田フミ)は、ブランドデビュー5周年を機に「チャリティープロジェクト」を実施し、ひとり親家庭をサポートする「NPO法人キッズドア」に売上の一部を寄付するとともに、女性向け就労支援プログラム「わたしみらいプロジェクト」で就職が決まったシングルマザーにFUMIKODAのトートバッグ「ALEX」を寄贈いたしました。
日本が抱えるひとり親家庭の貧困問題についての理解を深め、解決に向けて取り組んでいくために、シングルマザーのお一人にインタビューさせていただきました。

◎FUMIKODA「チャリティープロジェクト」実施内容

 

NPO法人キッズドア代表の渡辺由美子さんとFUMIKODAクリエイティブディレクターの幸田フミNPO法人キッズドア代表の渡辺由美子さんとFUMIKODAクリエイティブディレクターの幸田フミ

  • ひとり親家庭を支援するために寄付:FUMIKODAオンラインブティックと直営店での売上の一部、397,480円を生活が困難な状況にあるひとり親家庭を支援するために「NPO法人キッズドア」を通じて寄付いたしました。

ALEX:トートバッグ ¥33,000ALEX:トートバッグ ¥33,000

 

  • 再就職が決まったシングルマザーにビジネスバッグを寄贈:キッズドアの女性向け就労支援プロジェクト「わたしみらいプロジェクト」で就職が決まったシングルマザー3名に、FUMIKODAのバッグ「ALEX」を寄贈いたしました。

◎インタビュー
女性向け就労支援プログラム「わたしみらいプロジェクト」全6回のプログラムを修了し、その後晴れて就職がかなったシングルマザーのMさんに、FUMIKODAのクリエイティブディレクター幸田フミがお話をうかがいました。

FUMIKODAトートバッグ「ALEX」寄贈レポート
〜就労支援プログラムをきっかけに一歩を踏み出し再び社会へ〜

難病を患い、コロナ禍で働くことができなくなり生活が困窮

この春大学に進学した息子さんと二人暮らしのMさんは、丁寧な語り口調と穏やかな物腰が印象的な女性です。

パートタイムで接客業に従事していましたが、世界がコロナ禍に覆われる少し前に、国や東京都が指定する難病を発病。2回の入院を含む治療においては免疫抑制剤の投与が必要であり、治療中は免疫力や抵抗力が著しく低下するため、仕事も外出も控えなければなりませんでした。コロナ感染の重症化リスクも非常に高く、接客業を続けることはできず収入が途絶え、生活困難に陥りました。

しかしMさんは以前からキッズドアのファミリーサポートに登録し、子供の進学のための奨学金講座などに参加されていました。そのパイプがあったことから、コロナ禍に入ってからは食糧支援なども受け、生活を維持することができました。

その後、幸いにも健康を取り戻したMさんは、「わたしみらいプロジェクト」の存在を知り思い切って応募し、プログラムを受講しました。
コロナ禍ということもあり全回オンラインによる開催でしたが、Mさんは、移動に時間を取られることもなく自宅から気軽に参加でき、オンラインでむしろありがたかったといいます。

わたしみらいプロジェクトの講座では、履歴書の記入方法や採用面接の対策といった実務的な内容も扱いますが、特に重視しているのは、自分自身が大切な存在であることを再確認してもらう作業です。
参加者の中には、家族の生活を支えるのに必死で、長い間自分のことを後回しにしてきた方が多いためです。そこで、自分のこれまでやこれからをじっくり見つめ直してもらうことや、ビジネス向きのメイクのコツを指南することにも時間を割いています。

受講の様子(「わたしみらいプロジェクト」公式サイトより)受講の様子(「わたしみらいプロジェクト」公式サイトより)

Mさんも、受講前は自信を失っていたといいます。
「年齢のことや、特別なスキルがないことから、私なんて、という気持ちがありました。でもキッズドアや講師の方々の励ましに勇気づけられましたし、画面越しではあるものの似た境遇の女性たちと出会えたことは、貴重な経験でした。受講したおかげで、新しい環境に挑戦してみようという前向きな気持ちが生まれました」(Mさん)。 

ALEXをお供に胸を張って通勤、経済的にも自立

Mさんの新たな職場は、小学生を対象にした進学塾です。半年間の研修期間を経て、現在は小学校低学年の子どもたちに、教科の枠にとらわれない総合的な学びを担当されています。

「最近は入試問題でもSDGsなどの環境問題が取り上げられることが多く、授業の中では、こうしたテーマも多く扱います。先日も、プラスチックごみがなぜ海に流れてくるのかについて学習しました。また、アンコンシャス・バイアス防止の観点から、男の子/女の子という決めつけをせず、一人ひとりの個性を見守るよう心がけています」。

学びに来る子どもたちのキラキラした笑顔でMさんの不安な気持ちはかき消され、日々やりがいを感じながら仕事に取り組んでいるといいます。職場では、研修を積みながらステップアップができる道も用意されており、Mさんは着実に前進を続けています。

今回のALEXの贈呈では、受け取る方にお好きな色を選んでいただいています。Mさんのチョイスはアイボリーでした。

「どの色も素敵だったので悩んでしまい、自分では決められず息子に相談し、選んでもらいました。アイボリーは自分では選べない色だったと思います」とおっしゃいますが、落ち着いた雰囲気のMさんにとても良くお似合いです。

以前の職場はご自宅の近所だったとのことですが、今はALEXをお供に、電車に乗って通勤されています。

「授業に必要な資料や道具など持ち歩く荷物が多いのですが、ALEXには見た目以上の収納力がありますね。なによりデザインが素敵で、このバッグを持つと背筋が伸びて堂々とした気持ちで通勤できるのが嬉しいです」。

その息子さんも、お母様の再就職をとても喜んでくれたとのこと。病気を克服し、わたしみらいプロジェクトへの参加を経て、多くの子どもたちから慕われる先生として社会復帰したMさんの姿は、息子さんだけでなく、多くの女性たちにとっても大きな励みになるものです。
Mさんは自分の経験を踏まえ、何らかの事情により生活の困窮に瀕している女性たちに、次のようにエールを送ります。

「キッズドアや講師の方々、他のお母様方との出会いは、必ず何らかの気づきや刺激になります。生活に困窮していることを打ち明けたり、画面越しとはいえ顔を出すことに躊躇する方もいらっしゃるかもしれませんが、きっと良い変化が訪れると思います。勇気を出して、ぜひ応募してみてください」。

わたしみらいプロジェクトが、Mさんの再出発の一助となれたことは、企画に関わったFUMIKODAにとっても大きな喜びです。

周年事業の終了後もFUMIKODAは社会課題に向き合い、困難を抱える女性たちの一歩を踏み出すお手伝いを続けてまいります。
 

◎FUMIKODAのご紹介
FUMIKODA(フミコダ)の商品は、動物性素材を使用せず、動物皮革の構造を人工的に再現した日本製のヴィーガンレザー(人工皮革)を使用しています。ラグジュアリー感がありながら本革よりも軽く、耐水性・耐久性が高いため、高級車の内装にも採用されています。
また、アップサイクルやリサイクル、障がい者雇用促進など、SDGsの取り組みも積極的に実施しております。

▼FUMIKODAのSDGsへの取り組み
https://fumikoda.jp/pages/concept#sdgs

<会社概要>
商号 :株式会社FUMIKODA
代表 :幸田 フミ
所在地 :東京都目黒区青葉台1-16-7 朝日橋ビル3F
設立日 :2016年5月20日
資本金 :3,300万円
事業内容:アパレル製品の販
URL :https://fumikoda.jp/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。