【公開講座】「平安貴族のくらしとファッション」を開催

京都ノートルダム女子大学のプレスリリース

京都ノートルダム女子大学(学長:中村久美、所在地:京都府京都市左京区)は、2022年5月14日(土)に公開講座(参加費無料)を開催します。
本講演は「平安貴族のくらしとファッション」と題し、5月15日に執り行われる予定だった京都三大祭りのひとつ、葵祭の巡行に合わせて開催。王朝人の繊細な美的表現であるファッションとくらしを紐解きます。
報道機関の皆様におかれましては、是非ともご取材いただきますようご案内します。取材いただける場合は、以下まで申込みください。
 

【公開講座】「平安貴族のくらしとファッション」(現代人間学部生活環境学科)

【開催概要】
5月15日は平安時代から続く葵祭の日(2022年は開催中止)で、路頭の儀の行列は、まさに王朝絵巻ともいえます。
平安貴族たちは、池がある大きな庭に、開放的な住居を配置した「寝殿造」と呼ばれる空間で暮らしていました。また、平安時代の食生活は「引目鉤鼻」と呼ばれる容貌を作りだしました。服装も京都の気候に配慮した生活環境の中から、平安中期以降、束帯や唐衣裳装束(十二単)など、大型化したファッションへと変化を遂げました。男性ファッションにおいては身分・職種などによる詳細な決まり事があり、儀式に際しては厳格に守られました。官位によって定められた色目は、男性のステータス・シンボルともなっていきました。一方、女性は何枚ものアイテムを重ね着することで、オシャレを楽しむことができました。平安貴族のファッションの最大のポイントは色目で、似合う、似合わない、好きな色、嫌いな色は問題外で、季節に合っていることが重視されました。つまり、季節の移ろいに応じた色彩で整えることで自然と一体化し、王朝人の繊細な美的表現へと発展させていったのです。
千年ほどタイムスリップして、貴族のくらしとファッションを探っていく、この時期の京都ならではの講座です。

◆日 時 : 2022年 5月14日(土)13:30~15:30(会場13:00)
◆場 所 : 京都ノートルダム女子大学 ユージニア館NDホール
     ※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、中止、延期またはオンライン開催に変更する可能性があります。
◆講 師 : 鳥居本 幸代氏(京都ノートルダム女子大学 名誉教授)
◆参加費 : 無料
◆申込み : 右記URLから、お申込みください。 https://forms.office.com/r/5pGyezWC5q

【講師プロフィール】
神戸女子短期大学助教授・姫路短期大学助教授・姫路工業大学助教授・京都ノートルダム女子大学教授
を経て、現在は京都ノートルダム女子大学名誉教授。専門は平安朝服飾文化史、雅楽、法衣、食文化。主な
著書は『平安朝のファッション文化』『精進料理と日本人』『雅楽-時空を超えた遥かな調べ』『千年の都
平安京のくらし』『和食に恋して-和食文化考』『京都人にも教えたい 京都百景』『京都人のたしなみ』『阿
闍梨様の料理番』など。NHK『チコちゃんに叱られる』『京コトはじめ』などテレビ番組に多数出演。

以 上

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