フューチャーベンチャーキャピタル株式会社のプレスリリース
フューチャーベンチャーキャピタル株式会社（本社：京都市中京区、代表取締役社長：松本 直人、以下「FVC」）は、「おおさか社会課題解決投資事業有限責任組合（以下「おおさか社会課題解決ファンド」）」より、裏表も前後もないアンダーウェアを企画・販売するHONESTIES株式会社（本社：大阪府泉佐野市、代表取締役：西出 喜代彦、以下「HONESTIES」）に投資を実行しましたことをお知らせいたします。なお、今回の資金支援は、日本政策金融公庫国民生活事業の「新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付（新型コロナ対策資本性劣後ローン）」との協調支援となります。
◆洗濯時に「裏表を返す」、着用時に「正しく着られているか確認する」といったストレスから解放
HONESTIES（オネスティーズ）は服のユニバーサルデザインをビジョンに裏表・前後のない独自のデザインのアンダーウェア(Tシャツ、パンツ、靴下など)を企画・販売しています。裏表・前後がないことで、毎日が忙しく時短したい人はもちろん、子供や障害者など着脱時に注意を要する人々が感じるストレスを軽減します。全盲や発達障害などのハンディキャップを持つ方が、「自分で自分のことをできる」ように背中を押し、自尊心を育て、その家族も自立行動を見守ることができます。また、介護や医療の現場においても、大量の洗濯物が発生し、よりスムーズな着脱が求められるといった職員の負担が大きく軽減し、サービスの質の向上に寄与することが期待されます。HONESTIESは裏表・前後がない肌着で、「誰もが本当に大切なことを頑張れる世界」の実現を目指します。
◆ベンチャー型事業承継で家業の業態転換を成功させた代表者が、地域産業の活性化に挑む
同社の代表取締役である西出氏は、同社立ち上げ前には家業であるNSW株式会社の業態転換を果たしています。NSWは大阪泉州地域の地場産業でもあるワイヤーロープを手掛けていましたが、取引先が安価な海外製品にシフトしたことから経営が悪化。そこへ、東京のIT企業を辞めて帰郷した西出氏により泉州野菜を活かした「idsumiのピクルス」の企画・開発へと大きく事業を転換。今では国産ピクルスではトップシェアを誇るほどに成長し、泉州野菜のブランド力向上のためさらなる研鑽を続けています。西出氏が地元泉州地域を盛り上げるべく次に挑んだのが「衣」の分野。かつて東洋のマンチェスターと称されたほど繊維産業の盛んな大阪泉州地域に息づく匠の技や心意気を裏表・前後のない肌着を通じて発信し、シリアルアントレプレナーとして、消費者の生活の質の向上と、地元泉州地域の産業の活性化の両立を目指します。
商 号 HONESTIES株式会社
代表取締役 西出 喜代彦
本社所在地 大阪府泉佐野市鶴原1291-1
設 立 日 2020年4月20日
U R L https://honesties.jp/
◆おおさか社会課題解決ファンドについて
大阪府内における行政課題や社会課題の解決に繋がるビジネスの成長を支援し、産業化を推進することを目的として、大阪信用金庫とFVCが共同で設立したファンドです。大阪信用金庫の支援専門部署である地域産業振興部が中心となり、地域に根差した深いネットワークを活用し、企業課題に応じて、地域内で活動する企業や支援機関と連携するなどの伴走支援を行っています。また、創業支援を目的とし、日本政策金融公庫と大阪信用金庫と連携協定を締結しています。なお当ファンドは、大阪府とファンドの活用促進に関する協定も締結しています。
社会課題を解決する技術やサービス等を有するベンチャー企業を出資対象とし、ステージ、業種を問わずシードからレイターまで幅広いベンチャー企業に出資しています。
◆フューチャーベンチャーキャピタル株式会社（FVC）について
京都に本社を置く独立系ベンチャーキャピタル。地域のベンチャー企業を支援するための「地方創生ファンド」と事業会社のオープンイノベーションを促進するための「CVCファンド」に取り組んでいます。また、資金を投入するだけでなく、長期的な事業継続に向け、事業育成、人材育成、事業コンサルティングなどの支援を行っています。
商 号 フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
代表取締役社長 松本 直人
本 社 所 在 地 京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町659番地 烏丸中央ビル
証 券 コ ー ド 8462 東証スタンダード
Ｕ Ｒ Ｌ https://www.fvc.co.jp/
