株式会社世界文化ホールディングスのプレスリリース
世界文化社は、時計Begin特別編集のムック『超本格クロノグラフ大全』を3月31日(木)に発売しました。
メカ好きにもファッション好きにも人気のスポーツウォッチ「クロノグラフ」。本書は、そのクロノグラフだけを丸ごと1冊にまとめた、これまでにないユニークなムックです。掲載モデルはすべて機械式駆動の〝本格”仕様、20万円台～1000万円オーバーまで約180本のクロノグラフを揃えました。最初の1本を考える人から、スペックにこだわるマニアまで、求めていたモデルが必ず見つかる現行クロノグラフのバイヤーズガイドです。
- 理屈を超えたロマンと個性が、長く愛され続ける理由 (本書より)
なぜ、われわれは、これほどまでにクロノグラフに魅せられるのか？ ケースサイドのボタンの操作により、ストップウォッチやタキメーターとしての機能が使えるこのモデル。しかしながら、スマートフォンやスマートウォッチが普及した現代、こうしたアナログ機能を使う場面はほとんどないように思える。
にもかかわらず、他の機能を有した時計とくらべても、クロノグラフはいまだ圧倒的に高い人気をもつ。実際、人気ランキングを見ると、タグ・ホイヤー「カレラ」、ブライトリング「ナビタイマー」、 オメガ「スピードマスター」といった定番クロノグラフが上位を占めるのだ。
その要因として考えられるのは、腕時計になってからの歴史だろう。これらのモデルが登場した1950～60年代、航空・ 宇宙業界、モーターレースのプロの間ではクロノグラフはなくてはならない〝精密機器〟だった。彼らはそれぞれの世界においてクロノグラフの機能を使いこなし、自らの生命を守ったり極限の記録に挑んだりしてきた。そうしたストーリーを知っているからこそ、われわれはそのモデルにロマンを感じ、同時に魅力的に思えるに違いない。
そして、もうひとつの要因がデザインだ。クロノグラフは文字盤とベゼルに、 計測結果を示すインダイヤルと特殊計測用のスケールを備える。その姿は航空機やレーシングカーの操縦席を彷彿させる。 一方で、ケース裏から眺めるムーブメントは非常に複雑な機構を擁し、メカニカルな魅力もこのうえない。つまり多くの男性が憧れる要素がすべて詰まっているのである。最近は、ビジネススタイルに合わせやすいクラシカルで上品なモデルなども増えており、スポーティ、エレガントと、幅広いデザインが揃うのも魅力的だ。
クロノグラフはロマンであり、己の個性を主張するための絶好のアイテム。理屈を超え、また時代を超えて愛され続ける理由がそこにあるのではないか。
<目次>
一番人気の時計機能 それがクロノグラフ
クロノグラフの基礎用語／クロノグラフのメカニズム
【注目のクロノグラフ】
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツクロノグラフ／IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ
オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ／フランク ミュラー トノウカーベックス クロノグラフ
オメガ スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター／ジン 03.B.SA.AUTO
ゼニス クロノマスター スポーツ／ロンジン マスターコレクション ほか
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＜刊行概要＞
時計Begin特別編集
『超本格クロノグラフ大全』
■発売日：2022年3月31日（木）
■定価 ：1,760円（税込）
■発行：株式会社世界文化社
