「HERALBONY」、セレクトショップSHIPSとコラボレーションしたアイテムを発表

ヘラルボニーのプレスリリース

株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)が運営するアートライフスタイルブランド「HERALBONY」は、3月26日よりSHIPSコラボレーションしたアパレル製品やライフスタイルグッズ製品を発表いたします。

「HERALBONY」は、これまで障害のある作家が描く“異彩”のアートをファッションアイテムに落としこみ、福祉を起点に新たな文化の創造を目指し、社会に新しい価値を生みだすことに挑戦してまいりました。
今回は、セレクトショップ「SHIPS」とのコラボレーションアイテムであるプリントTシャツ、エコバック、折りたたみ傘、コンパクトボトルを3月25日よりSHIPS全店及びSHIPS公式オンラインサイトにて販売いたします。

 

  • 製品詳細

・商品名:プリントTEE
商品価格:8,910円(税込)
作品:
(左)佐々木早苗「(無題)(丸)」
(右)藤田望人「Numbers」

太めの襟リブや、短めに設定した着丈、ゆったりとしたボクシーシルエットなど、90年代を彷彿とさせるモデルをボディに採用。アーティストの作品をシンプルに、通常の版より大きめにプリントすることでインパクトを出しました。

・商品名:エコバッグ
商品価格:5,280円(税込)
作品:Fumie Shimaoka「妖精」

女性らしい繊細なタッチと配色に合う柔らかなペールピンクを選びました。デイリーに使える程よいサイズ感が◎

 
・商品名:折りたたみ傘
商品価格:6,490円(税込)
作品:
(右)佐々木早苗「(無題)(丸)」
(左)八重樫季良「(無題)(家)」

ひらいた時に自然と背景に馴染み、且つアイキャッチーな雨の日の気分が高まるお二人の柄をピックアップしました。

・商品名:コンパクトボトル
商品価格:4,950円(税込)
作品:
(左)藤田望人「Numbers」
(右)佐々木早苗「(無題)(丸)」
サイズ:160ml

SDGsの観点からもニーズの高いマイボトル。今回はバッグにすっぽり入り、女性に人気のコンパクトボトルにお二人の作品を落とし込みました。

SHIPS 公式オンラインショップ:https://www.shipsltd.co.jp
 

  • 参画アーティスト・作品紹介

作品名:「(無題)(家)」
作家:八重樫季良氏
在籍:岩手県(花巻市)
一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物だと知ったら多くの人が驚くだろう。 この表現様式を八重樫は子どもの頃、誰に習うことなく独創によって生み出し、以来半世紀余りにわたってこのただ一つのスタイルで創作し続けて来た。その作品数はおそらく数千点に及ぶと思われる。
 

作品名:「(無題)(丸)」
作家:佐々木早苗氏
在籍:岩手県(花巻市)
絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。2019年現在の彼女が打ち込んでいるのは、丸く切り抜いた紙をいくつもの色で同心円状に彩色し、塗り終わった紙を壁に並べて貼っていくこと。
 

作品名:「妖精」
作家:Fumie Shimaoka氏
在籍:大阪府
幼い頃から、机に向い集中して手指を動かす作業が好きで、モンテッソーリ教室に楽しく通っていた。折り紙が得意なところを見込まれて、ホテルでナプキン等のリネンを畳む仕事に就き、余暇として習字やリリアン、編み物をしながら過ごしていた。そんな中、ある日突然急性水腫を発症し、一時は失明も危惧されたが奇跡的に回復し、コンタクト治療によって視力を矯正できた後から、自ら手持ちの水性ペンで大胆に細やかな線画を描き始めた。彼女の作品の特徴は、独特の色彩感覚でコツコツとちいさなマルやセルを繋げ、好きなモノや想いを描く。当初は、モノクロの作品を描いていたが、次第にたくさんの色を持ち、形を変え、欠片は増殖していき徐々に現在の作風が確立されていった。高校卒業時の色紙に彼女が記した座右の銘は、「人生予期しないことが起こるからおもしろい」。現在は、作業所に通いながら、家族と夕食を囲んだ後のテーブルで、のんびりと創作活動を楽しむ毎日を過ごす。
 

作品名:「Nunbers」
作家:藤田望人氏
在籍:大分県
2001年大分市生まれ。3歳の頃、重度知的障害を伴う自閉症と診断される。現在は、社会福祉法人幸福会 やまびこ広場(生活介護)に通所。ロゴマークや文字に強いこだわりを持ち、小学生くらいから好きなものを絵に起こすことをほぼ毎日行っている。描くスタイルも独特で、多動もあって常に歩き回っているが、突然座ったかと思うと描きだす・・といった予測不能の描き方をする。

【SHIPS】
シップスは、1975年に創業した日本で最も歴史のあるセレクトショップです。「SHIPS」は名前の通り「船」を指しています。その船には新しいことへの挑戦、未知なるものへの憧れというメッセージと、船で世界中を回り良いモノを集めてくる
という意味のシッピングに由来します。そして今日まで「Stylish Standard」 というコンセプトの元、国内外ブランドのセレクトとシップスオリジナル商品で、トレンドとベーシックをミックスしたスタイルを提案しています。
<シップス ウィメンズ バイヤー 中山 良子 コメント>
SHIPSにお買い物に来てくださるお客様に、今回の取り組みとこの作品を知ってもらう事を第一に考えました。どの様に表現すべきか。どの様にお客様に伝えるべきか。という点でいつもと違ういい緊張感とともに、素敵な取り組み(モノ)にしたいという想いが強く少し時間がかかりました。同時に私自身、商品を作っていく過程において、色々なお話を伺い自閉症に関して知るきっかけとなり、大変貴重な経験となりました。
今回のコラボレーションを通じ、私たちSHIPSという一企業として、またファッションという観点からこの様な取り組みにどんどんアクションをしていきたいと考えております。知った一つの事から人それぞれの考えが生まれ、意見が集まり、またアクションに繋がる。そんなルーティンから、今より多くの方に認知してもらうきっかけとなれば嬉しく思います。

 以上

【株式会社ヘラルボニー概要】
「異彩を、 放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニット。日本全国の障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に作品をプロダクト化するアートライフスタイルブランド「HERALBONY」、建設現場の仮囲いに作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開。
会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38
代表者:代表取締役社長 松田 崇弥、代表取締役副社長 松田 文登
公式サイト:
https://www.heralbony.jp
https://www.heralbony.com

【アートライフスタイルブランド「HERALBONY」概要】

ブランド名「HERALBONY(ヘラルボニー)」という聞き覚えのないその単語は、知的障害がある両代表の兄・松⽥翔太が7歳の頃に⾃由帳に記した謎の⾔葉。そのため「ヘラルボニー」には「⼀⾒意味がないと思われるものを世の中に新しい価値として創出したい」という意味を込めている。障害のある作家のアートデータを活用し、ハイブランドのアパレル用品(スカーフ・バッグ・ネクタイ等)をプロデュース。日本各地で展開するリアル店舗と越境ECにて販路を拡張している。全日本仮囲いアートミュージアム事業で掲出したアート素材をアップサイクルするサスティナブル商品も手掛ける。

ECサイト:
https://heralbony.com/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。