国際女性デーを記念して、マリメッコが一点物のアート作品をオークションに出品

株式会社ルックホールディングスのプレスリリース

 3月8日の国際女性デーを記念して、フィンランドのデザインハウス マリメッコ(Marimekko)は、世界各地で活躍するビジュアルアーティスト3名(Cassi Namoda、Camilla Engström、Yoyo Nasty)とのスペシャルなコラボレーション企画を開催。一点物のアート作品をオークション出品し、その収益をチャリティー団体ガールズトーク(Gurls Talk)へ寄付します。

Cassi Namoda(右上) Camila Engström(左) Yoyo Nasty(右下)Cassi Namoda(右上) Camila Engström(左) Yoyo Nasty(右下)

 

 

3名のアーティストはそれぞれファブリックをキャンバスにオリジナルのアート作品を制作。作品は2022年2月28日から3月8日21時(※中央ヨーロッパ時間)までの期間、北欧を代表するオークションハウス ブコウスキー(Bukowskis)にオンラインで出品されます。オークション終了後には、作品が描かれたファブリックを使用して、落札者の体型に合わせてマリメッコのAラインドレスが仕立てられ、完全に一点物の「ウェアラブルなアート作品」となって落札者に引き渡されます。オークションの収益は、思春期の女の子、若い女性の心の健康と幸せを支えるコミュニティー主導型NPO団体 ガールズトーク(Gurls Talk)へ寄付されます。

Cassi NamodaCassi Namoda

1951年の創立以来、マリメッコでは、インテリアアイテムから設立のきっかけとなったドレスまで、ファブリックを使用した数多くの商品を世に送り出し、そのアート性の高さによって広く知られるようになりました。マリメッコ創業者 アルミ・ラティア(Armi Ratia)の「女性たちにはぜひ勇気をもって、思うままに活躍してほしい」との願いから、マリメッコでは「走ることさえできる、動きやすいドレス」を提案し続けてきました。

Yoyo NastyYoyo Nasty

今回のプロジェクトにあたり、アーティスト3名はマリメッコのクリエイティブ活動の拠点でもあるフィンランド ヘルシンキ市のマリメッコ自社プリント工場に集結。ファブリックをキャンバスに、それぞれ思い思いにアート作品を描きました。マリメッコは「プリント作りのアート」と共に歴史を重ね、現在自社プリント工場では、毎年約1,000km分のファブリックにプリント加工が施されています。創業以降、累計で3,500種類を超えるプリントデザインが誕生してきました。

*オークションは、ブコウスキーのウェブサイト(www.bukowskis.com) にて限定開催中(会期:2022年2月28日-3月8日)。

*株式会社ルックでは、当該商品の発売は予定しておりません。

About Cassi Namoda

Cassi NamodaCassi Namoda

カッシ・ナモダ(Cassi Namoda)はニューヨークを拠点に活動する、モザンビーク出身の画家。2017年のデビュー直後からコレクターたちの注目を集め、デトロイト、ロサンゼルス、ニューヨーク、マイアミ、ロンドン、ヨハネスブルクのギャラリーでエキシビションを開催。カッシ・ナモダ作品と言えば、ドリーミーな世界観のフィギュラティブ・アート。植民地支配から解放された地において、複雑な心境で過ごす人々の日常を、親しみを込めて描いた作品が代表的。登場人物が見せるのは、泣き顔、抱擁、苦境にもがく姿、そして困難な道を果敢に進む姿。ありふれた日常の一コマから人生の岐路に立つ姿まで、植民地支配から解放され、急速に国際化したモザンビークの人々を美しく色鮮やかに描いた作品が印象的です。

「なにより、作品を着てくれる方の姿を想像して制作しました。私がイメージしたのは、都会に住んでいながらも肩の力が抜けた雰囲気の女性像。さらに、プリントや色使いに共通項を感じることから、マリメッコ社も思い浮かべながらデザインしました。」

About Camilla Engström

Camilla EngströmCamilla Engström

カミラ・エングストロム(Camilla Engström)はロサンゼルスを拠点に活動し、スウェーデンと中国のルーツを持つアーティスト。独学で絵を学んだカミラの作品の特徴は、シャーベットカラーで描く風景画。エコロジー、女性のエンパワーメントへの意識、そして女性の美しさに対する固定観念を打破したいというメッセージ性を込めた作品も多く見られます。ニューヨーク、ロサンゼルス、ストックホルム、香港でエキシビションを開催してきました。

「私たちの前に、先陣を切って道を切り開いてくれた勇敢な女性たちに感謝しています。今、私がアートで生計を立てられているのは、彼女たちのおかげです。大切だと思うのは、自分の素晴らしさや価値を知り、自分の希望をきちんと伝えること。先輩方と同じように、私も若い女性たちに対しインスピレーションを与えられる存在となれたら嬉しいです。」

About Yoyo Nasty

Yoyo NastyYoyo Nasty

ヨーヨー・ナスティ(Yoyo Nasty)はストックホルムを拠点に活動する、想像力豊かな作風のスウェーデン人画家。鮮やかな色彩で描いた幸福感溢れるキャラクター、動物、植物をモチーフに、反復させるレイアウトが特徴。ストーリーや感情の動きを視覚的に表現する漫画の世界のように、ヨーヨーの作品にはユーモアと遊び心が溢れ、直観的な動きから独自の世界観が生み出されます。

「ピンクのTバック、ネイルポリッシュ、ハイヒールなど女性性を象徴する要素を取り入れ、クィアである私らしい表現方法やアイデンティティを模索するのが楽しい。私が感情や個性を表現することによって、見る人の想像力が刺激され、新しい視点を見つけてくれたらいいなと思っています。そして何より、素直に楽しんでもらえるアートをお届けしたいです。」

 

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