デッドストック&ユーズドのミリタリーパンツをアップサイクルしたサステイナブルなスニーカーを発売

株式会社スピングルカンパニーのプレスリリース

株式会社スピングルカンパニー(本社:広島県府中市、代表取締役社長:内田貴久)は、ヨーロッパのデッドストックとユーズドのミリタリーパンツを解体しパッチワークした再生生地をアッパーに、ソールには天然ラバーソールと同等の柔らかさと弾力性のある「RUBEAR NRソール」を採用したサステイナブルなスニーカーSPINGLE MOVE「SPM-1301」を2022年3月11日から発売します。本商品は、初年度250足の販売を計画しています。

■商品特長
1)ヨーロッパのミリタリーパンツをアップサイクルした再生生地をアッパーに採用
アッパーには主にフランス軍、ドイツ軍のデッドストックとユーズドのミリタリーパンツを解体し、ミックスしてパッチワークした再生生地を使用しています。このパッチワーク生地特有の雰囲気を活かすため、甲部面積の大きいスリッポンタイプを採用し、左右・商品ごとに外観が異なるオンリーワンのデザインになっています。

ミリタリーパンツを解体・パッチワークした再生生地ミリタリーパンツを解体・パッチワークした再生生地

2)SPINGLE MOVEのディテールの踏襲
SPINGLE MOVEの代表的な要素を取り入れ、アッパートゥガードに巻き上げソールの意匠、ヒール部分にヌメ革ブランドネームを付けています。また、アッパーとソールの間には結合補強のための素材が挟み込まれていますが、パッチワーク生地の風合いに合わせて切りっぱなしの粗野なキャンバス生地を選んで使用しています。

トゥガードには定番のソール意匠トゥガードには定番のソール意匠

ヌメ革のブランドネームヌメ革のブランドネーム

切りっぱなしのキャンバス地補強切りっぱなしのキャンバス地補強

3)新開発「RUBEAR NRソール」を採用

「RUBEAR NRソール」は天然ラバーソール特有の透明感のある色味を再現。「RUBEAR NRソール」は天然ラバーソール特有の透明感のある色味を再現。

 

天然ゴム樹脂を時間をかけて固体化・成形して作られる天然ラバーソールは、弾むような弾力と透明感のある色味といった特長があります。
「RUBEAR NRソール」は、それらの特長を再現・強化しつつ、弱点である耐摩耗性を向上させています。天然ラバーソールと同等の柔らかさと弾力性を実現しただけでなく、従来のSPINGLE MOVEのアウトソールと比べて耐摩耗性はほぼ同等のまま、約20%の軽量化を実現しました。(※当社調べ)

【ソールブランド「RUBEAR /ルベア」】

㈱ニチマンの昔の社章モチーフの RUBEAR(ルベア)マーク㈱ニチマンの昔の社章モチーフの RUBEAR(ルベア)マーク

 

ソールブランド「RUBEAR /ルベア」は、親会社である株式会社ニチマンのポリシーである「足の健康・安全・安心なフットウェアの開発」を受け継ぎ、「ソールの可能性の追求」をテーマに研究・開発を進めています。 昨年6月には、「セルロースナノファイバー」を配合し、従来よりも耐摩耗性を約40%向上させた「RUBEAR CNFソール」採用モデルを発売しています。

■展開商品
SPINGLE MOVE「SPM-1301」

アッパーにはミリタリーパンツをアップサイクルしたパッチワーク生地、ソールには「RUBEAR NRソール」を採用。バルカナイズ製法で生産。色はカーキのみ。XS~LL(ユニセックス)の全6サイズ展開。
メーカー希望小売価格:2万900円(消費税込) 発売日:2022年3月11日

■SPINGLE MOVEのサステイナブルなスニーカーについて
第一弾として2021年6月に植物由来のセルロースナノファイバーをゴムに練り込むことで ソールの摩耗性を従来比約40%※低減した(※当社調べ)「RUBEAR CNFソール」を採用した「SPM-172」「SPM-295」を販売。さらに、2021年10月にはアッパーに廃業した織元のデッドストック生地を天然染料で染色したアップサイクル素材を採用した「SPM-467」を市場に投入しました。
今回の第三弾(4品番目)以降もサステイナブルなスニーカーの品揃を充実するとともに、これまでの概念を打ち破る環境に優しい新たなシューズの開発を進めていきます。

SPM-172SPM-172

SPM-295SPM-295

SPM-467SPM-467

■本件に関するお問合せ先
【消費者】 スピングルカンパニー東京企画室 TEL:03–3871–2171
【報道関係者】 スピングルカンパニー東京企画室 プレス担当:滝口
                        携帯電話:080-8985-5316 TEL:03–3871–2171 
                        メール:takiguchi@spingle.jp

【ご参考】
■バルカナイズ製法について

バルカナイズ製法は、靴本体と硫黄を加えたゴム底材を釜に入れ、加熱・加圧をかけて底付けを行う製法です。底がはがれにくく、靴本体の型崩れが少ないといった利点があります。一方で、生産効率の低さから、この製法を採用するメーカーは極めて少なくなっています。
SPINGLE MOVEは、その希少価値の高い製法で、手作業を惜しまず、職人の手によって1足ずつ丁寧に生産されています。

■SPINGLE MOVEブランドについて
SPINGLE MOVEは、株式会社スピングルカンパニーのオリジナルブランドです。2002年1月にブランドデビューし、今年で20周年を迎えます。世界で活躍する日本のデザイナーブランドとのコラボレーションを次々に発表し、履き心地にこだわり、自社工場で長年培った技術と足になじむ革素材を融合させた新しい “レザースニーカー”として、「職人たちが持つ高い技術と品質を活かした、個性的かつ流行に左右されない商品とは何か」を追求しています。
2012年からは、ビジネスシーンでも合わせられるSPINGLE Bizを展開。紳士靴とスニーカーの両方の利点を高次元で融合させた新しいビジネスシューズを提案しています。

■SPINGLE COMPANYについて
株式会社スピングルカンパニーは、モノづくりが盛んな備後地方にある広島県府中市に本社を構えるスニーカーのメーカーです。親会社の株式会社ニチマン(代表取締役社長:内田貴久)が1997年に設立し、オリジナルブランドSPINGLE MOVEの企画・製造・販売を手掛けています。
株式会社ニチマンは1933年に広島県府中市で創業し、戦後は「日満ゴム工業」としてゴムタイルや製靴用ゴム製品、ゴム長靴や運動靴などを製造・販売してきた老舗のゴム加工メーカーです。創業時からの主力であるゴムタイル(現・株式会社ニチマンラバーテック製造)は成田国際空港や東京ビッグサイト、全国の主要な駅や文化施設などの床材としても活用されています。
90年培ったゴム加工技術はSPINGLE MOVEの履き心地やデザインに余すことなく活かされています。またスニーカーブランドでは珍しくリペアサービスを展開するなど、製品のその後を見据えたモノづくりにも活用されていす。

・社名:株式会社スピングルカンパニー

 

・所在地:〒726-0005 広島県府中市府中町74-1
・代表者:代表取締役社長 内田貴久
・設立:平成9年(1997年)4月
・事業内容:メンズ・レディスレザースニーカー生産・企画・販売
・販売店:スピングルショップ13店舗、全国の百貨店、
               シューズショップ350店舗(2022年2月現在)
・HP URL:https://www.spingle.jp/
 

 

 

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