ブランディア、SDGsの取り組み「廃棄0プロジェクト」月間4トンの廃棄衣料を6割削減達成

BEENOS株式会社のプレスリリース

BEENOS株式会社(東証一部 3328)の連結子会社で、国内最大級のファッションリコマースサービス「ブランディア」を運営する株式会社デファクトスタンダード(本社:東京都大田区、代表取締役社長:仙頭健一、以下「デファクトスタンダード」)は、廃棄衣料品を原料としファッションロスを解決するリサイクルボードPANECO®を作成する株式会社WORKSTUDIO(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:原和弘、以下「WORKSTUDIO」)と、廃棄衣料削減の取り組みを開始いたしました。

 本取り組みで、デファクトスタンダードはWORKSTUDIOに廃棄衣料を無償提供し、WORKSTUDIOはそれをPANECO®へとリサイクルします。これにより月間約4トン排出されるブランディアの廃棄衣料を6割削減することが可能になるとともに、WORKSTUDIOでは恒常的な廃棄衣料の供給により、安定的なPANECO®の生産が可能となります。
 また2021年7月1日に初めてPANECO®を内装資材として使用した店舗としてブランド品買取専門店「ブランディア 吉祥寺駅前店」をオープンします。デファクトスタンダードは、サーキュラーエコノミー実現に貢献し、リユースの立場からファッションロス問題解決に貢献してまいります。

 

  • ブランディア「廃棄0プロジェクト」について

 ブランディアではSDGs「つくる責任、つかう責任」推進ため、2020年4月より「廃棄0プロジェクト」に取り組んでいます。
 国内では年間に81.9万トンの衣類が生産され、そのうちの約9割に相当する78.7万トンが事業所や家庭から使用後に手放されると推計されています。このうち、リサイクル、リユースされる量は全体の35.2%にとどまり、64.8%にあたる51万トンが廃棄されています。(注1)こうしたファッションロスの問題は、衣服の生産過程や廃棄による環境負荷から、深刻な問題として考えられています。
 ブランディアのような専門買取などの二次流通の社会的浸透はその問題の解決につながる一つの方法です。ブランディアでは、リユース業界においてサービスの開始当初からいち早くDXを推進し、一日約10,000点の査定、買取・販売のビッグデータの活用、国内外に販売マルチチャネルを持つ事により、買取対象7,000ブランドという圧倒的幅の広さを担保し、お客様にお送りいただいたお品ものを極力お買取し、次に必要な方につなげられるよう努めてまいりました。それでも、再販が難しい、買取対象ではないなど、様々な理由から買取ができない商品がございます。買取できない商品はお客様に返却か、弊社で廃棄かをご選択いただき、結果的に廃棄となってしまうアイテムが査定数に対し6~7%存在します。全体に対してはわずかな数字ですが、1日に約10,000件の査定に対しての6~7%が廃棄になるため、月間で少なくとも約10,000件以上の商品、約4トンが廃棄となっていました。
 こういった廃棄にせざるを得ない商品にも向き合い、素材としての価値を見出すことで2030年までにサービスから出る廃棄0を目指すのがブランディアの「廃棄0プロジェクト」です。これまでに、ユーザーへのリメイク素材として廃棄衣料を無償提供、リメイク作家による店舗ノベルティの作成、教育機関への教材としての無償提供などを行っています。

 

  • 「ブランディア×PANECO®」取り組みの背景

 ブランディアでは「廃棄0プロジェクト」で、主にリメイク素材として廃棄衣料を提供、活用を推進してきましたが、より抜本的な解決と削減方法を模索していました。その過程で廃棄衣料から生まれたリサイクルボードPANECO®の存在を知りました。WORKSTUDIOが製作するPANECO®は強度があり、家具や小物、内装資材など様々な用途に活用可能なボードです。さらにPANECO®を使用した什器等が廃棄になる場合も、再度PANECO®にリサイクルすることができる、循環性に優れた資材です。
 廃棄衣料の問題を解決する上でトレーサビリティも重要視していた弊社では、PANECO®の仕組みが弊社の目指すところと合致するものと考え、今後ブランディアから排出される廃棄衣料のうち、PANECO®にアップサイクル可能なものを無償提供する取り組みを開始いたしました。これにより、月間で約4トン以上が排出される廃棄品のうち約6割の削減が可能となり、PANECO®に生まれ変わります。
 また、WORKSTUDIOにおいては廃棄衣料の恒常的な供給によりPANECO®の安定的な生産が可能となります。PANECO®は生産の過程で廃棄衣料の仕分け等を障がい者施設に委託しており、今回の取り組みは、安定的な雇用を生み出すことにもつながっています。
 ブランディアでは、今後もサービスを通じてサーキュラーエコノミーの推進に貢献してまいります。

 

  • 「ブランディア吉祥寺駅前店」へのPANECO®活用とオープンの背景

 ブランディアでは、廃棄衣料をWORKSTUDIOに提供するだけでなく、生産されたPANECO®を自社でも活用したいという思いから、2021年7月1日(木)にオープンする「ブランディア吉祥寺駅前店」で、内装資材として壁面にPANECO®を使用しています。これまでにも什器などでPANECO®を使用した事例はありましたが、内装としての使用例は「ブランディア吉祥寺駅前店」が初となります。
 
ブランディアでは、高額なブランド品は対面で買取を依頼したいというお客様の声に応え、2020年6月の恵比寿店を皮切りに実店舗展開を推進しています。落ち着きがありながらカジュアルな店舗デザインと丁寧な接客、どこよりも高い買取を目指す査定によって好評をいただいており、吉祥寺駅前店は8店舗目となります。
 吉祥寺駅周辺エリアはブランディアの宅配買取におけるユーザーの利用率も平均より高く、さらに「ブランディア吉祥寺駅前店」は駅から徒歩1分の好立地にあります。文化的な街である吉祥寺に、コンパクトながらも落ち着いた雰囲気で環境に配慮した店舗はなじむものであり、既存・新規のお客様ともに便利にご利用いただける地域に根差した店舗を目指します。

内観イメージ:2階部分(左)、1階部分(右)

(注1)環境省 令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務
https://www.env.go.jp/policy//pdf/st_fashion_and_environment_r2gaiyo.pdf
 

◆「ブランディア吉祥寺駅前店」概要

​店名:ブランディア吉祥寺駅前店
開店日:2021年7月1日(木)
場所:〒180-0004東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-1 三上ビル
・吉祥寺駅より徒歩1分
電話番号:0422-27-6701
定休日:なし
営業時間:11:00~20:00(最終受付 19:30)
ホームページ:
https://brandear.jp/shop/musashinoshi_kichijoji

 

◆株式会社デファクトスタンダードの特徴
 ブランド品宅配買取サービス「Brandear(ブランディアhttps://brandear.jp/)」は、不要になったブランド品を「ダンボールに詰めて送るだけ」で査定・買取を行うサービスです。インターネットからお申し込みいただくと届く宅配キットにお品物を詰めて送るだけの手軽さ、買取対象が約7,000ブランドという幅広さ、査定結果に納得がいかない場合には、無償でお品物を返却する安心感から、これまでに述べ300万人以上の方にご利用いただき、リコマースにおけるオンラインマーケットを拡大してきました。
 また、店頭で買取を行う専門店「ブランディア(https://brandear.jp/shop)」、ライブ査定「ブランディア Bell(https://brandear.jp/bell)」など買取の間口を広げ、オンライン、オフライン双方の利点を活かし、常にお客様の安心と利便性の向上を目指しています。さらに国内だけでなくグローバルリコマースにおけるマーケットを積極的に開拓し、国内外で求められるアイテムをお客様に直接、適正な価格で世界で販売することにより、買取価格の向上に努めています。ブランディアは、価値ある品物を次に繋いでいく「バリューサイクル」な社会の実現を目指します。

 ■株式会社デファクトスタンダードの概要
(1) 社名 : 株式会社デファクトスタンダード
(2) 代表者 : 代表取締役社長 仙頭健一
(3) 本店所在地 : 東京都大田区平和島3-3-8 山九平和島ロジスティクスセンター 5F
(4) 設立年月 : 2004年4月27日
(5) 資本金 : 100百万円※BEENOS株式会社(東証一部:3328)の連結子会社です。
 

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