靴職人三澤則行が世界の靴コンクールで優勝

MISAWA SHOE DESIGN 株式会社のプレスリリース

靴の国際コンクール 「GLOBAL FOOTWEAR AWARDS」で靴職人の三澤則行が BEST OVERALL WINNER(総合優勝)を受賞。出品したのは靴のアート作品で芸術部門から選出された。コロナ禍で生まれた革新的な作品が高く評価された。

スパイク・リーなどの世界的映画監督や俳優、宮内庁にも製作実績を持つ靴職人三澤則行は、これまでにフランス、 ニューヨーク、ロンドンなど世界各地で作品を発表してきたが、コロナ禍で活動が制限。そんな中作り上げた斬新な靴のアート作品がBEST OVERALL WINNER(総合優勝)という最高の評価を受けた。

「GLOBAL FOOTWEAR AWARDS」はアメリカ・ロサンゼルスを拠点とするFarmani groupが主宰する。同アワードには三澤がエントリーした芸術部門の他にメンズ/レディースファッションやスニーカー、サスティナブル、スポーツシューズなど多くの部門が設けられており、レベルもプロフェッショナル(ブランド)、個人、学生の3段階に分かれる。審査員は有名ブランドのデザイナーやファッション誌の記者ら29名からなる。

出品した作品のタイトルは「足の巣(Foot’s nest)」。

ハイヒールに足を滑らせるように、足を「置く」。その外側の空間の視覚化を試みた作品だ。
 

 通常の靴作りのように、平面の革を足に沿うように這わせ、面を構成しながら形作るのでなく、足の周りの空間を造形してみせた。選んだ素材は、靴のヒールに用いる革。足の周りの空間を埋めるように、革が幾重にも積み上げられ、重厚感をもたらすレイヤーは、まさに、動物や昆虫が作り出す「巣」だ。すべてが手作業で為されたとは俄かには信じ難い、卓越した技術は本作でも余すところなく発揮されている。
 

コロナ禍で外出が制限され、家で過ごす時間が増えるなど、従来の生活形態の変容が迫られる世界で、靴も「歩くための道具」だけではなくなるかもしれない。そんな現代に、三澤の「足の巣」は、靴というものの新たな様式を提示している。

【靴職人  三澤則行(Noriyuki Misawa) について】

<主な受賞歴>
2010年 International Efficiency Contest of Shoemakers (ドイツ国際靴職人技能コンテスト)、金メダル、名誉賞、の両賞受賞。 2015年 第33回 日本革工芸展「文部科学大臣賞」受賞。 ほか多数

<個展>
2017年 ニューヨーク、チェルシー「Rogue Space」
2018年 イギリス、ロンドン「Sway Gallery」
2018、2020年 隈研吾建築「東京浅草文化観光センター」

<主な活動>
2017年 フランス・カンヌ国際映画祭で展示会開催
2018〜22年 宮内庁に納品(伊勢神宮「親謁の儀」など)
2020年 天皇皇后両陛下より「御紋付銀手釦」を賜る
2021年 TOKYO2020オリンピック開会式のパフォーマンスへ靴提供

<主なメディア掲載、出演>
2017年 Canal plus (TV)、Huffington Post 誌など(フランス) 、ロサンゼルスタイムズ誌掲載
2018年 NHK WORLD「TOKYO FASHION EXPRESS」出演
2019年 XTOTV「Punto Vida」TV出演(ボリビア)、RBBラジオに出演(ドイツ・ベルリン) 
2022年 日本経済新聞 世界職人(GlobArtisan)特集に掲載

<製作実績>
スパイク・リー(映画監督) パクチャヌク(映画監督) エイドリアン・ブロディ(俳優) アンガーリー・ライス(女優) ミリセント・シモンズ(女優) 、宮内庁 など多数

Noriyuki Misawa (MISAWA SHOE DESIGN 株式会社)
URL : http://www.noriyukimisawa.com
所在地 : 東京都荒川区荒川5-46-3-1F
電話:03-6807-8839
代表者名: 三澤則行
事業内容: アート靴、注文靴の製造・販売、靴学校の運営

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