ビームスがデザインしたなでしこジャパン新オフィシャルスーツが完成

公益財団法人日本サッカー協会のプレスリリース

日本サッカー協会(会長:田嶋幸三、以下 JFA)は、サッカー日本代表アパレルプロバイダーの株式会社ビームス(代表取締役社長:設楽洋、以下 ビームス)が製作したなでしこジャパン新オフィシャルスーツを発表します。

 

ビームスは2017年からなでしこジャパンのオフィシャルスーツの製作を手掛け、今回のスーツが三代目となります。今回は男女のスーツに共通の色と素材を用いることで、チームが一丸となり同じ目標に向かって歩んでいくことを表現しました。さらに環境に配慮した再生素材を使用し、世界的に機運が高まるサステナビリティの観点から、資源の循環を後押しします。
1月20日(木)に開幕するAFC女子アジアカップインド2022に向けた活動でなでしこジャパンは初めて着用し、世界との戦いに挑みます。

■新オフィシャルスーツのデザイン特長(ビームス コメント)

<ウィメンズ>
ジャケットは移動の多い選手の動きやすさを考慮しつつ、全体的にシャープでスッキリとした印象に。ウエスト位置は少し高め、着丈は腰回りがスッキリ見える位置までやや長めに施しています。パンツは座った時や長時間の着用時にも楽に過ごせるよう、後ろベルトにゴムを内蔵。ウエスト位置を高めにし、裾に向かってやや細くなっていくシルエットは、ジャケットと同じくスタイルアップが叶うデザインです。ストライプのシャツにはあえてフロントピンタックを入れ、さらに襟をバンドカラーにすることでフォーマルでありながらトレンド感のある雰囲気に。素材にはハリ感と肌ばなれがよい高密度のタイプライター素材を採用しています。場面に応じて使用するカットソーは、消臭・抗菌・吸水速乾・UPF30という機能面と動きやすさを兼ね備えつつ、ジャケットに合わせても綺麗なクルーネック仕様にしました。

(デザイン担当:ビームス 須藤衣麻、君塚宣宏)

<メンズ>
前モデルからのアップデートを図るべく、よりファッショナブルに、ブリティッシュのテイストを加えたデザインに仕上げています。ジャケットの右ポケットの上には“チェンジポケット”と呼ばれる小さめのポケットを付けました。“チェンジポケット”の由来はいくつかありますが、小銭を入れるためとされていて、お財布を開けずにコインが取り出せるため、チップ文化が普及しているヨーロッパではスマートな印象を与えるディティールです。また、“チェンジポケット”は普通のポケットの上に付くため目線が上にいきやすく、視覚効果としてウエスト位置が上がって見え、スタイルアップが叶います。シャツはスーツとの相性を考慮し、英国王室一族が好んで着用するデザインとしても知られている、襟とカフスを白無地の生地に変えた“クレリック”仕様に。身頃には柄を入れクラシックな中にも印象を与えつつ、衿とカフスを白無地にすることで清潔感や上品さを与えています。ネクタイはJFAカラーのブルーとなでしこジャパンカラーのピンクをかけ合わせることで、チームとしての統一感・一体感を出しました。レジメンタル柄は17世紀のイギリス陸軍が着用するようになったのが起源と言われているため、今回のブリティッシュテイストのスーツとの相性も良いです。

(デザイン担当:ビームス 津田敬、矢吹昌之、佐藤友英)

<チーフ>
TPOに合わせて印象を変えられるよう、2WAYで使用出来るようにアップデート。柄は前回のままに、なでしこジャパンカラーであるピンクは縁に残しつつ、メインの柄のカラーをブルーに変更しています。メンズにおいては、ネクタイとカラーを合わせているためコーディネートとしてもバランスよく使用ができます。また、ネクタイをしない時期でも上品に洒落感を演出できるデザインに仕上がりました。

(デザイン担当:津田敬、矢吹昌之、佐藤友英)

■なでしこジャパン池田太監督 コメント

FIFA女子ワールドカップ出場権を懸けたAFC女子アジアカップに、ビームスの新たなスーツと共に臨めることを嬉しく思います。大会に向けた国内トレーニングキャンプに早速、選手・スタッフが皆この新しいスーツを着用して集合しましたが、全員が同じ色、素材を身にまとうことで、強く一体感を抱くことができました。スタイリッシュでかつ華やかさもあるデザインは選手をピッチ上とはまた違った表情に彩ってくれますし、私自身も袖を通すと自然と身の引き締まる思いになります。また、再生素材が使われ、サステナビリティを実現するための取り組みがなされていると聞き、強く共感しています。なでしこジャパンとしても、社会に対して感動を届けるんだという姿勢でプレーしているので、そういった社会との接点を持つコンセプトもチームにマッチしていると感じています。このスーツを着て、大会に臨むことを待ち遠しく思います。

■ビームスについて

1976年、東京・原宿に1号店をオープン。ファッションとライフスタイルにまつわるあらゆる物を世界中から仕入れ提案するセレクトショップの先駆けとして時代をリードしてきました。コラボレーションを通じて新たな価値を生み出す企画集団としても豊富な実績を持ち、ファッションの領域を大きく超えて様々なジャンルでクリエイティブなソリューションを提供しています。日本とアジア地域に約170店舗を展開し、世代を超え多くの人に支持されています。

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