【大阪文化服装学院】ファッション専門学校初となるカリキュラム「AIビジネス活用」を本年度より開始

大阪文化服装学院のプレスリリース

デザイナーおよびファッション人材を育成する大阪文化服装学院(以降OIF、学校法人ミクニ学園 理事長・校長:岩﨑一哉 所在地:大阪市淀川区三国本町)は、ブランドマネージメント学科において、ファッション専門学校初となるカリキュラム「AIビジネス活用」を導入し、本年4月より授業をスタートしました。アパレル“再生請負人”河合拓氏、ファッションAI企業のニューロープが全面的に支援し、次世代のファッション・ビジネス人材の輩出に努めてまいります。

 

AIビジネス活用」導入の背景と目的
長く低迷を続けるファッション業界。経済産業省の調べによると、バブル期に15兆円だった国内アパレル市場規模は、近年で10兆円にまで減少。一方で、供給量は20億点から40億点と倍増しており、供給過多により売れ残った商品在庫が企業経営を圧迫しています。加えて、昨今のSDGsやエシカル思考、急速するEC化、コロナ禍による購買行動の変化など、ファッション業界はビジネス構造の抜本的な転換を求められています。

そこで注目を集めているのがAIの活用です。近年、AIをファッション業界に取り入れる動きが活発化しており、SNS・アプリ内での画像解析によるリアルタイムトレンド分析、リコメンド機能の進化、物流最適化など、ファッション業界の構造改革が期待されています。

OIFでは近年、次世代のファッション人材を輩出すべく、新しいカリキュラムの開発を進めています。今回導入した「AIビジネス活用」は、コーディングなどのAI技術ではなく、「AIをどうビジネスに活かしていくか」という、ビジネス思考を育成するカリキュラムです。これにより、前述した業界構造の問題解決や、昨今急速化するEC・デジタル人材ニーズに対応いたします。

カリキュラム概要
カリキュラム名:AIビジネス活用
対象:ブランドマネージメント学科2年生
講師:OIF講師、特別講師河合拓氏、株式会社ニューロープ代表取締役酒井氏
時間数:前期15回/後期15回/全45時間
内容:

※カリキュラムの内容・構成は、進捗により変更する場合があります。

カリキュラムの特長
・コーディングなどのシステム構築のスキルではなく、「AI をいかにビジネスに活用するか」といったビジネス思考を習得。

・現場第一線の企業から、AIのビジネス活用における成功事例や失敗事例を学ぶ。

・大量のデータからAIが導き出す「トレンド分析」「リコメンド機能」を活かし、「仮説~検証」作業を繰り返し行うことで、「需要予測」や「マーケティング設計」など、ビジネス現場で求められるスキルを習得。

・カリキュラムの最終工程では、学生がAIを活用し、協力企業が抱えるリアルな販売課題を解決するコラボを予定。提案に対して企業から具体的な評価・アドバイスが貰え、社会経験を積める。

特別講師/支援企業
【特別講師】
河合拓(かわい・たく)氏

事業再生ターンアラウンドマネージャー/企業買収ファンドアドバイザー。
カートサーモンUS、アクセンチュア、日本IBMの共同経営責任者等を歴任。日本とアジアで 50 以上の小売企業の再建に成功した唯一のコンサルタント。IFI ビジネススクール講師。

<担当授業>
特別講義①「アパレルビジネスとデジタル化」
特別講義②「 AI 、クラウド、 IoT 、 RFID 、PLMなどの概要」
※今年度の特別講義は終了しました。
 

【カリキュラム支援企業】
ニューロープ株式会社

ファッションに特化したAI「#CBK scnnr(カブキスキャナー)」を開発。カテゴリー・色・柄・素材・丈感・ディティールなど600種類の特徴を判定できる画像認識技術を軸に、EC上でのパーソナライズ施策、スタイリング提案、トレンド分析、需要予測などの技術をブランド、リテール、メディア、商社等に提供するファッションテックスタートアップ。

<担当授業>
代表取締役の酒井氏が授業を担当。前期6 回+後期 6 回授業予定

ブランドマネージメント学科
専門学校では珍しい3年制のビジネス系学科。「プロデューサーコース」と「ショップ開発コース」の2コースがあり、将来的な独立、起業、経営者をそれぞれが目指し、ビジネス現場で求められる知識・経験を意識高く学ぶ学生が集まります。「プロデューサーコース」は、在学中からマイブランドを企画、プロデュースする人材を。「ショップ開発コース」は、3ヶ月に及ぶ長期運営ショップでの実践を経て、店舗経営・運営のスペシャリストを育成します。

授業レポート
河合拓氏による特別講義「アパレルビジネスとデジタル化」 (2021年4月22日実施)

ニューロープ株式会社酒井代表による授業 「AIに出来ること・出来ないこと」(2021年5月20日実施)

■OIFが目指す次世代の人材像
・ファッション業界の課題解決としてDX(デジタルトランスフォーメーション)を正しく理解し、活用できる人材
・従来の「店舗小売・販売」偏重から「ECを含めたオムニチャネル販売」に適応できる人材
・SDGs、エシカル、サステナブルなど世界の時流を読み取り、ファッション業界の未来を創造できる人材
・ファッション業界にとらわれない、異業種にも通用するビジネス思考・スキルをもった人材

大阪文化服装学院(OIF)について
創立75年の歴史を持つ、西日本最大級のファッション専門学校。「ファッションで社会に貢献する」という経営方針のもと、近年は海外のファッションスクールとの連携を高め、国際的に活躍できる人材の育成に注力。また、世界的にDXへのニーズが高まるなか、デジタルコンテンツへの投資も積極的に行い、「国際感覚」と「デジタルスキル」を融合し、新たな価値を生み出す創造力を養成している。「日本で最も高い成果をあげ、アジアを牽引する発信力を持ち、世界から信頼されるファッション教育機関であり続ける」ことをビジョンに掲げている。

学校法人ミクニ学園 大阪文化服装学院
所在地:大阪市淀川区三国本町3丁目35-8
理事長:岩﨑 一哉
TEL:06-6392-4371 / FAX:06-6391-5600
https://www.osaka-bunka.com/

■この件での取材・お問合せは以下まで
大阪文化服装学院
経営企画室・広報担当:加藤 圭太、豊田 晃敏
TEL:06-6392-4371 / FAX:06-6391-5600
e-mail: ir_OIF@osaka-bunka.com

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