製靴工場のクラフトマンの熱意で実現。「ブルーオーバー」スペシャルオーダーイベントを開催。

株式会社BATONのプレスリリース

ブルーオーバーは地域の製靴工場の熱意と協力のもと、インラインで展開している人気のモデル2型を、直営店舗ストラクトとオンラインストアで期間限定のオーダーイベントを開催します。通常とは異なる素材、製法、ソールを利用者が選択。国内では数少ない機械式グッドイヤーウェルテッド製法を地域の工場の熱意で実現します。

株式会社BATON(本社 大阪市西区/代表取締役 渡利仁)が展開する、国産スニーカーブランド「ブルーオーバー」は、12月9日~12月26日までブランドの人気モデル「マルコ」と「フォルス」のスペシャルなオーダーイベントを実店舗「ストラクト(大阪市西区)」とオンライン「ブルーオーバー」で開催。

  • いつものモデルを特別な仕様で

多くの反響を得た昨年のオーダーイベントは「フォルス」のみだったのに対し、今回はブランドの人気モデル「マルコ」も選べることになりました。

通常はどちらもブランドオリジナルの防水レザーを使用しているのに対し、今回は前回イベントで人気が集中したアメリカ、ホーウィン社のクロムエクセルの限定。100年以上にわたり手作業で革を鞣され、オリジナルの特性オイルをじっくりと革に漬け込んだ、世界中で愛されるブランドレザーです。選べるカラーはブラック、レッドブラウン、ナッツの3色から選択可。

モデル「フォルス」レッドブラウン、ダイナイトソールモデル「フォルス」レッドブラウン、ダイナイトソール

モデル「マルコ」ナッツ、ビブラムソールモデル「マルコ」ナッツ、ビブラムソール

モデル「フォルス」ナッツ、ビブラムソールモデル「フォルス」ナッツ、ビブラムソール

 

 

 

ソールは通常ブルーオーバーで採用している加工底ではなく、ブーツによく採用されているVIBRAM#2021と、紳士靴で選ばれているダイナイトソールの二種類からお選びいただけます。

ダイナイトソールダイナイトソール

ビブラムソールビブラムソール

これらのユニットを「グッドイヤーウェルテッド製法」で仕立て上げます。この製法は靴の製法としては非常に質実剛健でソール交換も容易であり、耐久性、耐水性にすぐれているのが特徴ですが、反面非常に手間暇がかかる製法で知られています。この製法はハンドメイドのオーダー靴や大手紳士靴ブランドのハイエンドモデルとして採用されていますが、機械では作れるところが本当に少なくなっています。

ウェルトがソールと縫い合わされているのが特徴ウェルトがソールと縫い合わされているのが特徴

いつまでも大切に履きつづけたくなるような靴を目指す「ブルーオーバー」は、耐久性、耐水性も高く、ソール交換も容易な製法である「グッドイヤーウェルテッド製法」を地域の工場との関係の中、過去に眠っていたマシンを再調整し機械によるグッドイヤーを再び作れるように取り組んできました。今回のイベントはそんな地域のクラフトマンの熱意によって実現できたスペシャルなアイテムとなります。

また、今回のモデル「マルコ」は、従来マッケイ製法で作られる靴であり、グッドイヤーでの仕様はオーダーイベントでしが注文できないスペシャル仕様となります。軽快なマッケイの仕上がりと、重厚感あるグッドイヤーの仕上がり。その違いを見比べて頂ければと思います。

地域のクラフトマンの熱意と、培った靴づくりの技術をしっかりと吟味頂ければと思います。
 

  • 対応モデルのmarcoとPHOLUSについて

どちらも紳士靴のシルエットを取り入れたブルーオーバーオリジナル木型、トゥを少し長めに、ウエストを絞ったシャープなラスト。よりシューズのフォルムが引き立つようラスト設計。紳士靴の骨格でありながらも、足あたりや履き心地はスニーカーの構造を取り入れています。ビブラムを使った加工底によるクッション性能と屈曲性あるソールユニット、履き口部分とベロの部分に5mmのスポンジを入れ、靴擦れや疲れを軽減。ステアレザーを張り合わせたのカップインソールは高級感を感じさせつつも、軽快な履き心地を与えてくれます。

marco(マルコ)はスニーカー要素が強いアッパーパターンで、オンオフどちらとも使えるユーティリティの高さが好評で、ブランド設立からアップデートを重ねながら、今もなお根強い人気をもつモデル。

PHOLUS(フォルス)は靴としては定番の外羽式プレーントウのスタンダードなデザイン。型紙やディティールにスニーカーのエッセンスを取り入れ、紳士靴にはない履き心地が好評です。こちらはインラインもグッドイヤーウェルテッド製法を施しており、少量生産ながらも継続しながら作り続けているモデルです。

左従来品マルコ 右従来品フォルス左従来品マルコ 右従来品フォルス

 

  • グッドイヤーウェルト製法について

靴の底を縫う手法で有名なグッドイヤー製法は、高級紳士靴でよく用いられます。機械による『すくい縫い(つまみ縫い)』と『出し縫い』の二つの底縫いを必要とし、ソールの修理のとき、出し縫いをほどけばアッパーに影響をあたえません。すくい縫い部分はいじらずにソール交換ができるということ。長期使用も可能です。中底とウェルトとアウトソールの隙間に詰めたコルクやフェルト、分厚い革の中底やソールの本体がゆっくり沈んでいき、履いている人の足に馴染んでいきます。

 

すくい縫いの工程すくい縫いの工程

 

 

従来品マルコで採用されているマッケイ製法従来品マルコで採用されているマッケイ製法

 

  • 選べる二種類のソール

ダイナイトソール
フォーマルシューズの定番ともいえるダイナイトソール。
100年前から変わらない意匠、ドレッシーな雰囲気のイギリスのハルボロ・ラバー社のラバーソール。
ヒールのついた革靴らしい見た目に仕上げて、前回のオーダー会では一番人気で今回も継続。

ダイナイトソールダイナイトソール

VIBRAM#2021
今回初めて使用するVIBRAM#2021。国内外問わず、ブーツにもビジネスシューズにも幅広く採用されている品番。色はブラック/茶/ベージュを選ぶことができます。ラバーとブレンドしたEVAのこの船底型のソールは、高いクッション性が期待できます。厚みがありながらも軽量で足当りを軽減するやわらかい素材です。

ビブラムソールビブラムソール

 

  • ホーウィン社クロムエクセルレザー

100年以上にわたり手作業で革を鞣されたオイルレザー。オリジナル特性オイルをじっくりと革に漬け込み、
油分が多くその質感や重厚感が他の革とは比べられない独自の雰囲気に仕上がっています。
全てステアレザーで、厚みがしっかりとあり荒々しくも、艶っぽくエレガントな印象が特徴。多くの有名ブランドレザーで採用されている日本で人気のレザーの一つ。
ブラック/レッドブラウンに加えナッツも加わり、3色をお選びいただけます。

 

 

左からレッドブラウン、ブラック、ナッツ左からレッドブラウン、ブラック、ナッツ

2モデルと3レザー、4ソールをかけあわせて、全24通りのカスタムが可能。
期間は前回よりも1週間長く、開催日も設けました。
ぜひご自分だけの一足を。
 

  • 製品情報

モデル名:marco(マルコ)
価格:55,000円(税込)
サイズ:24.5cm/25.5cm/26.5cm/27.5cm
通常品商品ページ:https://blueover.jp/products/marco

marco(マルコ)marco(マルコ)

モデル名:PHOLUS(フォルス)
価格:55,000円(税込)
サイズ:24.5cm/25.5cm/26.5cm/27.5cm

通常品商品ページ:https://blueover.jp/products/pholus

PHOLUS(フォルス)PHOLUS(フォルス)

オーダー方法(下記内容から選択いただけます)
モデル:マルコ/フォルス
レザー:ホーウィン社クロムエクセル(ブラック/レッドブラウン/ナッツ)
ソール:ダイナイト(ブラック)/VIBRAM#2021(ブラック/茶/ベージュ)
※専用シューズバッグを作って片足ずつ入れてお渡し

片足ずつ収納する専用シューズバッグ付属片足ずつ収納する専用シューズバッグ付属

オーダー期間:12月9日(木)~12月26日(日)
お渡し時期:2022年春~夏予定。クロムエクセルの輸入時期によって変動あり。     

【イベント実施先】
オンライン:ブルーオーバー
https://blueover.jp/

実店舗:ストラクト
大阪市西区京町堀 2-3-4 サンヤマトビル 1F
TEL06-6447-6030
 

  • blueover ブルーオーバー

2011年スタート。プロダクトデザイナーであった渡利ヒトシが、国内製造業の社会的課題において、国内の蓄積されたモノヅクリ技術の消失を防ぐため、そこに宿る精神的豊かさをつなぐため、活動しているスニーカーブランド。地域のクラフトマンに敬意を表し、素材、加工、製造工程をできるかぎり国内で行っている。
突出した機能的なスニーカーではなく、当たり前に歩きやすく、履きやすいことを大事とし、時代を問わず履き続けられるような靴を作りつづけています。

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